それでは、本題へ。
京都のカフェ
muelek(ムーレック)で行われた
“いのちの軌跡~アスベスト写真展&漫画『石の綿』原画展~”
アスベスト(石綿)により引き起こされた健康被害が大きな社会問題となって早7年。
問題が表面化する以前から被害者とそのご家族の姿をカメラに収め続けてこられた写真家・今井明さんの写真作品と2005年に放送されたアスベスト被害のドキュメンタリーをもとに京都精華大学マンガ学部の学生さんたちによって描かれた漫画の原画(&複製原画)を展示する作品展です。
ムーレックの店主Nちゃんの本業は映像ディレクター。
数々のドキュメンタリー作品を手がけています。
日本を揺るがす社会問題となった『アスベスト被害』を題材にし、のちに『クボタショック』へと発展していったドキュメンタリー作品も制作しました。
今回の作品展のキーワード 『アスベスト』
その危険性をわかりやすく展示説明されています。
たとえば・・・
なになに?
裏返すと・・・
日常生活のすぐそばにある現状を写真でわかりやすく説明。
子供も目で見て理解できますね!
まさしく表裏一体!
「白・青・茶と石綿の種類があって青と茶は白よりもかなり危険」とNちゃんに教えてもらいました。
ほかにも・・・
なになに?
解説文
おもしろい!アイデア!
コラージュされたBOXや薬品瓶を手にとって解説文を読むことでリアルに知識を得る事ができます。
⑩スティーブ・マックイーンは中皮腫で亡くなったんだー。
趣味のカーレースの服や耐熱マスクに多量のアスベストが含まれていたんだって。
より深く、しかも分かりやすくアスベストの事を知ることが出来ます。
そして壁に飾られた家族の写真。ある日突然の発病で日常を奪われた家族の写真。
そこには今はもうこの世にいない人達の姿も、、、
大切な家族を失った遺族の方々の天国へのお手紙が。。。
大好きなおじいちゃんへのお手紙。
「取材していた時はまだ小さかった子が大きくなってておじいちゃんへの思いを伝えてくれてん」と店主Nちゃんが教えてくれました。
まだまだ伝えきれない展示の数々。
そしてかなりの完成度。すごい!
店主2人のすべて手作り。
多くの人に知ってもらいたい思いが伝わってきます。
それもアスベスト問題を取材したことで知り合うことになった家族の姿を目の当たりにしたから。
しあわせな家族の日常を奪った現実を目の当たりにしたから。
正しく伝える役割の人たちがいるから家族も救われるのだと切に思いました。
そして学んだ事。
決して他人事ではない。という事。
ぜひ多くの方に展示会へ足を運んでいただき自分の目で確かめていただきたいです。
丁寧に手入れされたお家カフェがゆったりした気持ちであたたかくお迎えしてくれますよ! ぶひっ。